令和5年1月14日に、塩尻市総合文化センターにて第8回常任委員会と第2回PTA会長会が開催されました。
午前中に開催された常任委員会では、主に会報えんちく発行についての打ち合わせと、PTA会長会の会場準備やグループワークの打ち合わせが行われました。
午後からはPTA会長会が開催されました。まずはじめに長野県PTA連合会の熊谷弘会長に「これからのPTA」というテーマでリモートによりご講演をいただきました。
時代が大きく変化して現在のPTAには多くの課題点がある中、様々な取り組みをしている全国のPTAの活動をご紹介いただきました。
ご多分に漏れずPTA役員の選出に苦慮されていた相模原市立相模台中学校では、完全ボランティア制を採用しています。
年度初めに保護者に対してアンケートを取り、一年間の学校行事やPTA活動の中でお手伝いや参加できるものを聞いて、多くの方々に参加していただけるよう
工夫しているそうです。
役員を選出せずボランティアで参加をしてもらうというこの取り組みによって、各役割の分散化や負担の軽減の実現、多くの保護者の関わりを増やす事に成功されているとの事です。
また厚木市立小中学校連絡協議会では、新しいPTAの形としてCPTA構想を打ち出しています。
CPTAのCとは地域コミュニティーのCで、地域の方々に積極的にPTAに参加していただく事で今までのPTAの課題点を解消する事ができるのではないかという取り組みです。
地域の方々に子供達と触れ合っていただく事で
「いつまでも元気でいられる場所を提供できる」
「共働き家庭の負担を軽減し、出来る人が出来る範囲で参加できるPTAになる」
「地域の先生が自己肯定感の向上や道徳、人間力の向上など教えてくれる」
などといったメリットがあり、結果として子供たちの成長発展が見込めるという取り組みです。
他にもコミュニティスクールの充実等、様々な取り組みをご紹介いただきました。これからのPTA存続・発展のためにどうしていくべきか、多くのアイデアやヒントをいただけた
大変有意義なお話を聞く事ができました。
講演終了後、4グループに分かれグループワークを行いました。
多くのグループがPTA活動のスリム化というテーマで意見交換されていました。
例えばコロナ禍で中止を余儀なくされた活動として、理事会の開催や資源物回収、バザーが挙げられました。それについて結果としてよかったことや悪かったことを出していただきました。
「役員の仕事の軽減になった」「リモート会議を取り入れる事が出来て参加率が上がった」といった点もある一方、「収入が減って予算のやりくりが大変だった」「地域の方々とのふれあいが減った」等の意見が出されました。
グループワーク終了後は、各グループでワーキングした結果を発表していただきました。
それぞれ大変活発に意見交換していただき、今後のPTA活動に活かせるヒントが多く詰まった会になったのではないでしょうか。
コロナ禍ではありますが、感染対策の徹底にご協力いただき誠にありがとうございました。